Finally we did this again! I’ve recorded various types of my tunes with amazing Cla & Bs Cla player, Joachim Bardenhorst!! Thank you so much Joachim and Taihsi Taruoka for recording engineering!

横浜トリエンナーレへの出演もあってベルギーから来日中のヨアヒム・バーデンホルストとレコーディングしました!レコーディング日の前2日間、高熱になって声への影響も多少はありましたが何とかとりあえずやりきれました!。。

今までになく自分に入り込んだ時間の連続で、まだ色んな作業があるので、まだ言葉で総括できないのですが、本当にヨアヒム、レコーディングエンジニアの現音舎の樽岡大志さん、ありがとうございました!

そして、また自分の録音セッションをリードする上で一番大切なことについてなど本当に真摯で大切なアドバイスをたくさんいただいた安田芙充央先生、本当にありがとうございました。それから困難なモーメントの数多くの場面で、原初舞踏の最上和子さんの言葉と稽古で感じたことが本当に大きな支えと力になりました。(「虚の身体」のことをお守り言葉のように絶えず思い出し、「後ろ」が自然と頻繁に発動して支えてくれたのにも驚きました。。)

ヨアヒム、樽岡さん、皆さま、本当にありがとうございました!また書きます!

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続きです。。

Couple of other shots and notes of my recording session with Joachim! I hope I can make those recorded materials out somehow!

先日のヨアヒム・バーデンホルストとの録音セッションについて。昨年の2月にもヨアヒムとは一度偶々少し録音を始めていて、そのときにも思っていた通り(いや、それ以上に!)ヨアヒムの倍音や私も大好きな非整数次倍音系のサウンド(ざっくりノイズ系のサウンドという人もいるけど)や微細な音色へのすばらしいセンスを持っていることに興奮した!ヨアヒムもそのときのセッションは大変気に入ってくれてまた是非やろうという言葉ももらってました!

そもそもドイツの著名な Winter & Winter レーベルからも CD を多くの CDを出し、安田芙充央先生レベルの精緻な音楽づくりにおいて熱い信頼のもと活躍しているヨアヒムと私が共演させてもらえることが基本的にもまったく畏れ多いことなのだが、それでも、私が映像音楽作品などでやってきた音作りの感性や世界は実はヨアヒムととても近いなあ~とも感じていたのだった。実際、ヨアヒム自身もクラシックでも現代音楽でも技術的にはヨーロッパ最高峰の演奏スキルを持ちながら、エクスペリメンタル・ミュージックの分野でもの自分リーダーの色んなプロジェクトや創作も行っていて、今回の来日では、横浜トリエンナーレの出演するパフォーミングアーティストの音楽担当という形で、声や色んなサウンドを使用して音楽づくりもしてる。

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今回の録音セッションを準備するにあたり、私の中のそれぞれの曲の「音楽的発話の根っこ」にこだわった。要はスタイル違いの異なる感じの曲を抽象的に書き並べただけでは、ヨアヒムの深みも引き出させない (というか彼に面白いと感じてもらえない) 気がしたし、ヨアヒムのスキルとセンスの高さを受け止めホストする私の腹もすわらないと思ったのだ。結果、自分がやっぱり面白いサウンドだと思った自作楽器の数々、自分でもステージでの使用も含めて一番使用経験のある音の数々(家で毎日使ってる寸胴鍋?!も含む)をカートに載せて外苑前までいくことになった(行きはよいよい帰りは平日通勤ラッシュでした!?!回りの皆さますみませんでした)。面白い音,音楽だと本当に思うから是非、ヨアヒムに聴いてもらいたい!というのがとにかく先にもあった。

歌詞が今回つけられないような曲にもバックグランド原理としてのポエジーを内的に織り込んだ。そのための内的な試行錯誤で、私は突然リルケの詩が今までと別の角度で「身体で」視えてきた!気がしている(多分、なんのこっちゃの話だと思いますが。。)。(高熱になった)セッションの二日前に急に「メドゥーサ」の歌を絶対やりたくなって、いったんPOPS調の曲を作ったが、没にして (より「身体の後ろ」(無意識領域?!) も導入できる) 能狂言的発声による実験的こころみの歌が落としどころなった。ヨアヒムにも言葉で絡んでもらうことでテキストも準備したら、さらにすばらしくアレンジして見事に演じてくれた!!最終的に使えるようにできるかは別として、他の曲もそうした深く面白い化学反応と創造の連続だった!

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とにかく、今の段階を言葉にいったんしておきたかったので書きました。ヨアヒム、本当にどうもありがとう!!そしてみなさまにも Happy Easter!!