「年忘れ!詩人の90分」2019年12月2日、南青山マンダラ19時開演にサウンドアートなどで参加させていただきます!

==12/5 2019 追記==

Wonderful collaboration of three great poets, “legend” of poetry and writing, Shoichi Nejime, and Yuri Miki, and Kanie Naha, with Nobuko Kawashima (Biwa), Ippei Shindaku (dance)!! We really had a great time with many of deep and emotional moments with full of inspiration!
2019年、『年忘れ! 詩人の90分』 ([詩人]: ねじめ正一、カニエ・ナハ、三木悠莉, [ゲスト]: 川嶋信子 (琵琶)、新宅一平 (ダンス)、山川英毅 (サウンドアート) に参加させていただきました !
ねじめ正一さんと言えば、直木賞作品の「高円寺純情商店街」はもちろんのこと、私にとっては詩の雑誌「鳩よ」でご活躍のころの高校・大学時代にも鮮烈にさまざまなエネルギーと力を与えてくれた方。当時からのさまざまなお話も伺い、実際の詩と言葉の肉声に触れさせていただくことも通じて、やはり強く思ったのは「ねじめ正一さんが一つのジャンル」ということ。小説、現代詩、俳句を縦横無尽に凌駕し、今もまさにチャレンジされている姿勢も本当にすごい。また今回、新宅一平さんの踊りに殊に共鳴され、確かにねじめさんの詩と新宅さんの動きには何か同じ「肉体」があるように私は感じました!
三木悠莉さんは、ポエトリースラムジャパン(PSJ)というポエトリーリーディングの選手権大会で複数回日本一となり世界大会にも出演!多数のすごいステージをこなされてきたので鋭角的な語気やリズムがすごい方なのかな?と勝手に想像していいたら、「ささやき」や「待ち」のひきつけの語り、深みがまた本当にすばらしくて引き込まれました。 琵琶の川嶋信子さんの清廉・静謐と切り込みの深い音楽との精妙なマッチングにも感動しました。

映像などでは以前にもご一緒したことのあるカニエ・ナハさんは、詩集の装丁デザインを含めた創作など独自な模索を続けておられ、中原中也賞も受賞されておられる。昨晩は寅さんにちなんだ歌まで聞かせていただいた。詩の朗読中に新宅さんに肩車をされたり、倒れ込んだりしながらリーディングを続けるシーンも白眉でした。
ねじめさんや谷川俊太郎さんの詩に出会い、武満徹の音楽に心奪われていた10代のころ、武満徹の「遮られない休息」(詩人・美術評論家の瀧口修造の詩のタイトルに基づくピアノ曲)について、瀧口修造が、この音楽ほど詩としての言葉のなにかに近づいたものはないという主旨の賛辞を書かれていたと記憶する。この賛辞が含意するように、内面の静寂から紡ぎ出される詩的言語にある時間を、時間芸術と思われている音楽が同質に表出できることは稀有である、ということも語っているようで、私はいまだこの言葉の宿題の延長にいるようにも感じている。
本当にご一緒させていただいた皆様、ご来場いただいた皆様ありがとうございました!