ストット怜さんの監督、河城瑞季さん主演で私と松田千明さんが音楽を担当した Trace of Nowere がジョージア、カナダ、パキスタン等の映画祭で、最優秀監督賞や最優秀女優賞などの賞を受賞し続けています!!ストットさんの美しい Web ページと下記のレポートを是非ご覧ください。

https://flow-project.studio.site/report/ton20251118

(Wow, the movie “Trace of Nowhere”  (Directed by Rei Sott, Main cast: Mizuki Gojou) I provided music won a lot of movie awards already!! )

ストット怜さんは、脚本、撮影、編集、衣裳の作成まですべて一人で行い、音楽についても彼が河城瑞季さんを手持ちカメラで撮影しているときに感じた内体験の流れに従って私の音楽を使っていただいている。つまり河城瑞季さんの奇跡的な身体モーメントに対峙しているストットさんの内体験の純度が極めて高くなる稀有な構造を彼自身が構築して仕組んでいる。ジョージアの Music & Dance の映画賞の最優秀監督賞を受賞しているのもうなずける!


審査員総評の1つには下記のような内容がある

“『Trace of Nowhere』は、稀有な映画的儀式として成立しており、舞踏・風景・音楽を織り合わせることで、日本の原初的美学である「幽玄」を呼び起こしている。本作をまず最初に鑑賞した者は、この作品を「没入感があり、悠久を思わせ、霊的である」と評した。
序章における、火山の尾根を背景にした河城瑞季の所作は、風が石を風化させる様子に例えられ、とてもゆっくりだが力強い。また東京の高層ビルを前に静止する河城瑞季によって、静寂の存在感が際立っていた。最終章は、微細な動きのシーンが続き、これは「別の世界」への渡りとして解釈できた。
この映画は芸術的であると同時に瞑想的な作品で、鑑賞を通じて深い感情的・精神的な反応が引き起こされ、作品と観客の間に力強く稀有な繋がりをつくり出す。
また、この映画は、日本のレンズを通して見たピナ・バウシュ、あるいはタルコフスキーの『ストーカー』の舞踏版――つまり物語ることよりも超越性を希求している作品――のように感じられた。”


私たちが特に驚いたのは、ピナ・バウシュも引き合いに出された上、「 タルコフスキーの『ストーカー』の舞踏版 」という言葉だ。主演の河城瑞季さんは早稲田大学の博士課程でタルコフスキーを研究されており、ストーカーについての論文も書かれている。ここまでピンポイントに審査員の言葉を引き出している河城さんの呪術じゃないか??!などと笑っています。


上映会も来年2026年の夏などに行われるかもしれません!


また、主演の河城瑞季さんは猪俣裕子と舞踏ユニット「双燈社」で12/6に「存在の祈り」というデュオ公演をやられます。

teket.jp/16374/60386